
妊活を始めたけど、どんなサプリを飲んだらいいの?

特に妊娠初期は赤ちゃんの大事な部分がどんどん作られる時期。食事だけでは補いきれない栄養素は、サプリで上手にサポートするのがおすすめです。
今回は、妊活中〜妊娠初期に摂っておきたいサプリ5選を、理由・効果・選び方までまとめて紹介します。
葉酸(400〜800µg)
妊娠を考えたら“最優先”で摂りたい栄養素です。
厚生労働省も妊娠前からのサプリ摂取を推奨しているほど大切。
■ なぜ葉酸が大事なの?
妊娠4〜6週頃に、赤ちゃんの脳や脊髄のもととなる「神経管」が形成されます。
この時期に葉酸が不足していると、無脳症や二分脊椎などの神経管閉鎖障害のリスクが上昇すると言われています。
さらに葉酸は、
・細胞分裂をサポート
・赤ちゃんの成長を助ける
・ママの貧血予防
などにも関わり、妊娠の土台を整える重要な存在です。
■ いつから飲むべき?
妊娠がわかる頃には神経管の形成がすでに進んでいるため、
妊娠1ヶ月以上前からの摂取が理想的。
■ 選ぶポイント
✔ モノグルタミン酸型(吸収率◎)
✔ ビタミンB6・B12入り
✔ 鉄・ビタミンDも一緒だと妊活〜妊娠初期に便利
✔ 添加物が少なく安心して続けられるもの
鉄(10〜15mg)
女性は特に不足しやすい栄養素。妊娠に向けて“絶対に整えておきたい”成分です。
■ なぜ必要?
妊娠すると、体の血液量はなんと約1.5倍になります。
そのため鉄が一気に不足しやすく、貧血の原因に。
鉄が不足すると
・酸素を赤ちゃんに届けにくくなる
・胎盤の働きにも影響
・だるさ、息切れ、めまいの原因
など、ママにも赤ちゃんにも負担がかかります。
さらに、鉄が十分な状態だと
✔ 血流がよくなる
✔ 子宮内膜がふかふかに整う
と言われており、妊娠の準備にとても大切です。
■ サプリは“ヘム鉄”が吸収率◎
鉄には
・ヘム鉄(動物性)
・非ヘム鉄(植物性)
がありますが、ヘム鉄は吸収率が高く、胃がムカムカしにくいので妊活向けです。
DHA・EPA(オメガ3脂肪酸)
赤ちゃんの成長にも、ママの体調にも良い影響が多い栄養素。
■ 必要な理由
✔ 赤ちゃんの脳や神経の発達に関わる
✔ 目(網膜)の形成をサポート
✔ ママの炎症リスクを下げる
✔ 妊娠中のメンタル安定にも役立つ
日本人は魚不足でDHAが足りていない方が多いため、妊娠を考えたら積極的に補いたい成分です。
■ 選ぶポイント
✔ DHAが200〜300mg程度とれるもの
✔ 酸化しにくい精製オイル
✔ 魚臭さが少ないタイプ
ビタミンD(15〜20µg)
妊娠率・着床率との関係が注目されているビタミン。
■ なぜ必要?
ビタミンDは
✔ 着床サポート
✔ 免疫機能の調整
✔ 赤ちゃんの骨の成長
✔ ママの気分の安定
など多方面で働く万能栄養素。
日光不足・室内生活で不足しがちなため、サプリでの補給がおすすめです。
カルシウム(600mg前後)
妊娠中は赤ちゃんに優先的に使われるため、ママの体が不足しやすい栄養素。
■ 必要な理由
✔ 赤ちゃんの骨・歯の形成
✔ ママの足のつり予防
✔ イライラ・情緒不安定の改善
✔ 将来の骨密度低下を防ぐ
食事だけで600mgを毎日とるのは意外と難しいため、サプリで補うと安心。
■ 選ぶポイント
✔ 吸収率の高いカルシウム
✔ ビタミンDとセット
✔ 続けやすい粒の大きさ
✨迷ったらこの組み合わせが便利
「葉酸+鉄+ビタミンD+カルシウム」が全部入った総合サプリ+「DHA/EPA」サプリ
この2つを使えば、妊活〜妊娠初期の必要栄養はほぼカバーできます。
まとめ
妊娠は、赤ちゃんにとってもママにとっても大切な準備期間。
必要な栄養をしっかり整えることで、妊娠しやすい体づくりだけでなく、妊娠初期の不安を減らすことにもつながります。
サプリは「何を選ぶか」よりも、続けられることが一番のポイント。
あなたの生活や体調に合ったものを取り入れて、無理なく妊娠準備を進めてあげてくださいね。


